日時 平成21年3月15日(日)10:00〜15:00 ※毎年3月中旬
場所 白幡八幡神社(千葉県山武市白幡)
交通 JR総武本線・成東駅よりバス「八幡」下車、または徒歩約1時間
11時半時より拝殿内で祭典。稚児さんなど神楽に出演する人たちは参列しないようです。
30分程度で終わり、境内休んでいたら赤飯やジュースをいただいてしまいました…
そして、話かけてきた男性は保存会の会長さんでした。
・神社創建は寛和元年(985)と伝わる
・挙兵に失敗した源頼朝が戦勝を祈願、白旗を奉納した(白幡の地名もそこから)
・家康が鷹狩りの折に参詣し、その白旗のための旗竹を奉納した
・明治になって、旗を供えるための台座が寄進された
…とかなりの歴史があるそうです。拝殿向かって右の木に立てかけてあるのがその御旗とのこと。
保存会長としてのご苦労も多かったそうで、
「創建一千年を記念して神楽殿を建てることになり、色々な神社の神楽殿を見て回った」
「はじめは『どうしたら人が集まるか』と悩んだが、そのうち『人はそんなに来なくても、続けることが大切』と考えるようになった」
といった貴重なお話を伺いました。
この日で三十年続けてきた会長職を後進に譲られたとのこと。無事決まったそうで良かったです。
さて十二時半、神楽は「猿田彦命」から始まります。四隅で米を撒くのに合わせて刀を振ったり、手で印を結んだりします。
次は「天鈿女命」「三宝荒神」。神楽は明治に始まったそうです。なお、伴奏はすべて録音でした。
続いて四人の女の子による「神子舞」(みこまい)。緋袴に水干、天冠姿ではじめは右手に鈴、左手に扇を持ちます。
衣装も、丸に八の印の扇も独特ですね。途中で横一列に座り、扇を色紙の御幣に持ち替えます。
その後は「八幡大神」。境内のほうそうでは「やわたぎり」と呼んでいました。舞の途中で矢を放ち、子供が競って拾っていました。
十分ほど休憩を挟んで「種蒔」。翁面をつけて餅を撒きます。ビニール袋を持った子供たちがてんやわんや(^_^)
続いて「カンカン能」。さっきと同じ稚児の舞なのですが、なぜこのような名称なのか謎です…
天冠を取り、水干も脱いだ姿で右手に色のついた御幣、左手に白い幣を持ちます。
途中、座って柏手を打つところでおひねりがたくさん投げ入れられていました。
次は「蛭子舞」。えびす様と大黒様が登場。鯛を釣り上げ、お餅を投げます。
「稲荷之舞」では田を耕したり寝転んだり、こちらも舞った後に餅投げが。
最後の演目「出雲切」でははじめ持っていた木の枝を投げ、注連縄が切られます。
そして氏子によりお菓子やお餅が盛大に撒かれました。観客も結構多くなってましたね。
バスの便も少なくなかなか行きにくいところですが、行ってよかったと思います。
直会にも誘っていただいたのですが、保存会長さん曰く「神事はちゃんと、その後は無礼講」と何だか帰れなくなりそうなので^^; お先に失礼しました。