来宮(きのみや)神社大楠まつり

日時 平成21年5月5日(火・祝)11:00〜11:30 ※毎年同日
場所 来宮神社(静岡県熱海市西山町)
交通 JR伊東・来宮駅より徒歩約3分


来宮神社の公式サイトによると当社独自の「佐々木信綱先生の歌に雅楽の曲を添え、優雅な巫女舞です」 という「大楠の舞」があると聞いて行ってみることにしました。

神社のすぐ手前を東海道本線と新幹線が通っています。この日は雨の予報で、10時前に着いたときにもかなり空が暗かったです。
巫女さんに聞いたところお祭りは11時からとのことで、天然記念物の樹齢二千年の大楠などしばらく境内を散策。クスノキのよい香りに包まれていました。

幟 大楠 拝殿 神事

11時から大楠の前で神事。参列者は5,60人といったところでほとんど地元の人の様子。
宮司さんの祝詞が独特のもののようでした(「地球環境が…」とかちょっと聞こえた)

次いで神楽の奉納になります。まず「早神楽」。たしか浪速神楽だったはず。
薄緑色の千早には木の葉を放射状にあしらったような模様が入っています。伴奏には鉦が入って賑やかです。
名前のとおり動きが早く、写真はブレ気味ですが…感度を上げるべきでした。3分ほどであっという間。

早神楽 早神楽 早神楽 早神楽
早神楽 早神楽

続いて「大楠の舞」。佐佐木信綱「来宮は 樹齢二千年の 楠木のもとに み国のさかえ いのりまつらん」の歌がもとになっています。
装束は浦安の舞の本装束に似ていますが、濃い黄緑色に花と葉の模様の入った衣と、木の葉を挿した前天冠が独特です。
こちらは5分ほど。巫女さんは舞うのが専門の人のようでした。

大楠の舞 大楠の舞 大楠の舞 大楠の舞
大楠の舞 大楠の舞 大楠の舞 大楠の舞

神楽が終わった頃から雨がぱらついてきました。その後、宮司さんの話などがありました。
クスノキの葉は秋ではなく、四月に若い葉が生えてから落ちるそうです。そういえば他の神社でも見たことがあります。
神事は三十分ほどで終了。なお神事の前と後には拝殿横で熱海囃子の演奏がありました。

祭壇を片付けた後、巫女さんがまだ残っていたので何かあるのかと思ったら、箏が並べていました。
特に説明などはなかったのですが、それからお師匠さんらしき人と巫女さんたちで箏の合奏が始まりました。
ちょうど木陰になっていて雨に濡れないようになっています。あまり観客がいなかったのがちょっと勿体ない。
曲はたぶん「さくらさくら」「豊栄の舞」「浦安の舞」ではなかったかと(歌つきでした)。

宮司挨拶 熱海囃子 箏 箏
箏と大楠 歌碑

演奏が終わったところで、境内で売っていたちらしずしを昼食にして帰ることにしました。
この日は巫女さんの出番が多くて満足(^_^)
もう少し天気がよければ、熱海の他の見どころも回りたかったのですが…またそれは次の機会に。

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