八甫鷲宮神社神楽奉納

日時 平成28年4月15日(金) 10:30〜15:30 ※毎年同日
場所 鷲宮神社(埼玉県久喜市八甫4-651)
交通 JR東北本線・東鷲宮駅より徒歩約30分



だいぶ間が空きましたが活動再開です。

何度か見に行っている鷲宮神社の神楽。
通常は久喜市鷲宮の鷲宮神社の神楽殿で奉納されますが、年に一度だけ同市八甫(はっぽう)にある鷲宮神社の分社で奉納される神楽を見に行きました。
曲目などは久喜市のページをご参照ください。

10時50分ごろ現地に到着すると、既に神楽が始まっていました。
最初の演目は「初座 天照国照太祝詞神詠之段(あまてるくにてるふとのりとしんえいのまい)」です。右手に鈴、左手に受け取った幣を持って舞います。

次は「第2座 天心一貫本末神楽歌催馬楽之段 (てんしんいっかんもとすえかぐらうたさいばらのまい)」です。一人は榊と鈴、もう一人は笹と鈴を持って舞います。
この日はずっと風が強くて、撮影には大変苦労しました…

続いて「第9座 五穀最上国家経営之段 (ごこくさいじょうこっかけいえいのまい)」。三番叟は三方を、保食は種壷を持ち、種をまくようなしぐさをします。
終わったのは正午過ぎ、ここで昼休みになりました。

祝詞 祝詞 祝詞 祝詞
榊 榊 榊 榊
種蒔き 種蒔き 種蒔き 種蒔き

神楽殿の鏡板には松に太陽、鶴と亀、岩に波が描かれて賑やかです。

午後1時半、「第6座 八洲起源浮橋事之段 (やしまきげんうきはしわざのまい)」から神楽が再開されました。
イザナギは日輪、イザナミは月輪を持ち、橋の周囲を巡ります。

鳥居 神楽殿 浮橋 浮橋
浮橋 浮橋 浮橋 浮橋

次は「端神楽」。舞う子供巫女さんはお囃子の人の娘さんという紹介があった気が。
右手に鈴、左手に大きな白幣を持って縦に回しながら舞台を一巡します。

端神楽 端神楽 端神楽 端神楽
端神楽 端神楽 端神楽 端神楽

続いて「第8座 祓除清浄杓大麻之段 (ばつじょしょうじょうしゃくおおぬさのまい)」。子供巫女さん二人による舞です。
右手に扇(後で鈴に持ち替え)、左に柄杓を持ち、二人一緒に扇で水面を映したり、柄杓を回す型があります。

舞い終わった後、女の子たちは地元ケーブルテレビのインタビューを受けていました。

杓舞 杓舞 杓舞 杓舞
杓舞 杓舞 杓舞 杓舞
杓舞 杓舞 杓舞 女の子

次いで「番外 太刀折紙之舞 (たちおりかみのまい)」になります。手力男が折った白紙と扇を持ち、途中で扇を太刀に持ちかえます。

最後の演目は「外 天津国津狐之舞 (あまつくにつきつねのまい)」。江戸の里神楽から逆輸入された神楽といわれており、鷲宮の本社では舞われず、ここ八甫社にだけ奉納されるそうです。
狐二匹とひょっとこ一人が登場し、面白おかしくはやし立てたり皆で舞ったりします。
途中、観客にお餅を手渡して終わりました。

折紙 折紙 折紙 折紙
天狐 天狐 天狐 天狐

いつもの鷲宮神社に比べると観客はかなり少なかったですが、そのぶん撮影はしやすかったです。貴重な演目も見られましたし。
改めて風の強さには参りましたが…まあ晴れたので助かりました。

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