野木神社太々神楽  野木町無形文化財

日時 令和5年4月9日(日)10:00〜15:00 (毎年4月第2日曜日)
場所 野木神社(栃木県野木町野木2404)
交通 JR宇都宮線・古河駅より自転車で約15分



小山市の血方神社から習ったという(ソースがあったはずが見つからない…)五行の舞の稚児舞が奉納される神楽。
色々検討した結果、古河駅からレンタサイクルを借りるのが行きやすそうなので実行に移しました。

栃木県道・茨城県道261号野木古河線を北上すると左手に鳥居が見えてきます。
左折して鳥居をくぐってそのまま進むと野木神社に到着。分かりやすい。
午前10時前に着くと、ちょうどお稚児さんたちが集合しているところでした。
神楽の出演者が揃って神楽殿に上がり、神事が行われます。

鳥居 稚児 稚児 稚児

神楽殿では最初の演目「幣舞 国常立神」が始まりました。面をつけずに舞います。
続いて「那岐那美の舞 伊耶那岐命 伊耶那美命」。15分ぐらいで結構長い。はじめは両手で榊を、途中から右手に鈴、左手に榊と柄付の鏡を持ちます。
その次は「釣の舞 事代主命」で、観客も手伝って酒瓶や鯛のぬいぐるみなど次々と釣り上げます。
振り返ると稚児さん五人が鳥居の下に並んで、うち二人が提灯を持って改めて境内に入るところでした。

幣舞 那岐那美の舞 那岐那美の舞 神楽
那岐那美の舞 稚児 釣の舞 釣の舞

11時を回って一回目の「五行の舞」が始まりました。
稚児さんは緋袴に千早、天冠姿で右手に鈴、左手に御幣を持ちます。
白い御幣の子が真ん中に座り緑→黄→赤→紫の順で登場して周囲を巡ります。時間は10分程度。
舞は血方神社のものと同じようにみえましたが、最後に真ん中の子が正面に進んで拍手と礼をする所作は独自のもののようです。
舞が終わると稚児さんがお菓子を撒きます。老若男女で大賑わいでした。

五行の舞 五行の舞 五行の舞 五行の舞
五行の舞 五行の舞 五行の舞 五行の舞
五行の舞 五行の舞 五行の舞 稚児

続いて「翁の舞 思兼命」「蟇目の舞 天雅彦命」「天狗の舞 猿田彦命」それぞれ刀、弓矢、鉾を持って舞います。

稚児 五行の舞 五行の舞 稚児

正午を回り、二組目の「五行の舞」となります。
次いで「尉の舞 天児屋命 布刀玉命」。

五行の舞 五行の舞 五行の舞 五行の舞
五行の舞 五行の舞 五行の舞 五行の舞
稚児 稚児 尉の舞 尉の舞

続いて「天狐白狐の舞 倉稲魂神御使」鍬を持った狐と三方を持った狐が登場。米を撒くしぐさをして、持物を榊に持ち替えます。
さらに「稲荷の舞 倉稲魂神」鎌を持って稲穂を刈り取ります。
ちなみに境内には大イチョウやここで営巣するというフクロウの像、ニリンソウの群落など色々と見所があります。
神楽殿では「岩戸開の舞 手力男命 天宇受瓜命」手力男命が岩戸の作り物を持ち上げます。
そして「山ノ神の舞 大山津見神」。舞の最後に豪快餅をに撒きます。

天狐白狐の舞 天狐白狐の舞 天狐白狐の舞 稲荷の舞
フクロウ石像 ニリンソウ 岩戸開の舞 岩戸開の舞
山ノ神の舞 巫女 五行の舞 五行の舞

続いて三回目の五行の舞です。巫女さんが欄干の隅に提灯を取り付けていました。

五行の舞 五行の舞 五行の舞 五行の舞
五行の舞 五行の舞 五行の舞 五行の舞
稚児 稚児 鳥居 フクロウ群像

すべての神楽が終わったところで帰ることにしました。
時間は午後2時15分ごろ。久しぶりの撮影で機材も変えたので戸惑いましたが、盛りだくさんでよかったです。

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